晴耕雨読 | 漂流記。 ~俺はノアの中に小さな舟を浮かべた~

晴耕雨読

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これこそが、辿り着きたい安息の境地。


都市と農村を結ぶ架け橋。


疲れた心と、癒しの空間を紡ぐ農村回帰の流れ。


心がかなり疲れているとき、人は現状を把握できない。


後ろ向きでない、心の世紀への道筋を今日も模索する。


いま、島に移り住む人が多いと聞く。


農村で、畑を耕して日々を送る人が増えていると聞く。


森が、山が、川が、海が、あらゆる自然が我々に齎してくれるもの。


21世紀はじめ。現在2005年。


心は・・・相当に病んでいる。


10年後の日本は、不動産価格の下落への歯止めがかかるも、

住宅事情や交通事情、あらゆる面で荒廃しているだろう。

政府は大きな転換点に立たされ、もう後には引けない。


20年後の日本は、社会構造が明らかに一変している。

人々が生きるために求めるものに、大きな「質的変化」をもたらす。


30年後、日本は、いや日本人は、ある意味で退化する。

社会システムは「回帰」の名の下に、萎縮する。

多くの人々は、ここまできてやっと「現実」に気付く。

それまでは、混沌とした中に、うっすらと感じる程度。


40年後、日本は、新しい「基準」のもと、新たに進歩をはじめる。

でもそれは、今までの高度な成長ではなく、

原点へと立ち戻ることから生まれた

慎ましやかな生活圏での「各コミュニティ」での進歩だ。

新たな独立自治体の元、

日本は世界まれに見る政治体系へと変貌するだろう。


50年後、・・・果たして日本は、世界は、地球はどうなっているのか。

そこまではわからない。青い地球はまだあるんだろうか。


今後、遅くとも3年以内に、40年後の準備を、50年後に向けた心構えを、

しておく必要があるだろう。


5年後では遅い。さまざまな意味で、

「生き残り」のスタートはすでに切られている。


どこで、何をして、どう生きるのか。


しっかり考えなくちゃダメだ。


いまどきの言葉でいうならば、

「ヤバ系ファッション」をしている場合ではない。

萌えブームはコア層の発掘に成功したが、

それが危険信号だと感じる人は

どれくらいいるだろうか。


先々週、秋葉原にオープンした「Yodobashi-Akiba 」。

そのHPの最初の画面にうつる言葉たち。

「個性」「日常」「彩り」「マッサージ」「癒し」「疲れ」

「ほっと一息」「リフレッシュ」

日本一大きな売り場面積を持つヨドバシのHPに並ぶ言葉は、

慌しく行き交う人々と、消費の間にあって、

マーッケットの需給を反映している。


この消費の上向きは本物か。

中国の成長が一部のメディアと一握りの先進的企業によって

創りだされた虚像に近いものであるのと同様、

日本の一部での現象が、あたかも日本全体の姿であるかのような

表現がなされている。

農村と都市部の意識の違いは、想像以上に大きい。

マスコミが騒ぐ「勝ち負け」では計れない何かがそこにある。

世界の中で、「個」としてどう生きるか。


みんな考えましょう。

もちろん、暗いことばかりじゃないから。

明るい話題もたくさんある!未来は光り輝いている!


素敵な21世紀になりますように・・・(^0^)♪