持続可能な社会のために金融ができること | 漂流記。 ~俺はノアの中に小さな舟を浮かべた~

持続可能な社会のために金融ができること

以前から、ずっと興味のあったこと。


それが「環境CSR と金融」だ。


環境に対し、金融はどう関わっていけるのか。


とても参考になるHPがあったのでご紹介。


http://homepage2.nifty.com/Eco-Finance/


社会を変えるには金融が変わらなければならない。


しかし、社会のニーズがなくては金融が変わることはない。ここ最近、エコ・ファンドやSRIファンドが買われるようになったといっても、残高は日本の金融資産のうちのほんのわずかな割合でしかない。つまり社会自体に「変わろうとする自律的な意思」がまだまだ足りないということだ。


日本の社会のみならず世界で起こっている事柄を見ても、経済原理に基づく大きな潮流が変わる徴候は見られない。残念ながら流れが加速しているように思われる。未だに社会の価値観は経済成長であり、富を産み出すことにある。地球という限られた環境の中では限りない成長などあり得ないというのに。未来の社会が大規模な崩壊を回避できなくなるとわかっても、人間という生き物は臨界点まで突き進んでいくものなのかもしれない。


近い将来、世界的な食糧危機は必ず起こる。


ベトナムで、ミャンマーで、インドで・・・

人々の生活の中に潜り込んで見聞きしてきた

あの学生時代の経験は、今も自分の中で生きている。


世界は予想以上に危機に瀕している。


日本でも、今後「食・農」を中心とした人間生活に対する根本的問題が突きつけられるだろう。

そこにはもちろん「経済問題」も大きく絡んでいる。


俺は、人間社会が成長の限界点を超えるまでおそらくあと15年~25年と予想している。そのときまで生きているであろう自分がその現実から目をそらすわけには行かない。次の世代に何を残せるのか、どんな社会を引き継ぐのか、このテーマから逃げることはできない。


自分ひとりで社会全体を変えることは不可能だ。しかし、同じように問題意識を持ち、自分も何かをしなければならないのだと思う人が増えれば増えるほど、未来には希望が生まれる。このまま何もしなければ漆黒の闇の中に飲み込まれていく。しかし、ひとりがを起こせば1本のろうそくに火が灯る。たくさんのろうそくが灯るようになれば、その分だけ希望が生まれる。その希望を少しでも多く創りたい。


自然が大好き。


小さい頃からそうだった。


俺の夢は、これからも決して変わることはない。


※最後に参考になる資料を・・・『持続可能な社会に資する銀行研究会~研究報告書(2005)』

 http://www.jri.co.jp/thinktank/sohatsu/report/pdf/050729.pdf