地震災害について。 | 漂流記。 ~俺はノアの中に小さな舟を浮かべた~

地震災害について。

2004年12月26日(日)午前8時(日本時間26日午前10時)ごろ、インドネシア西部、スマトラ島沖マグニチュード9.0という史上最大規模の巨大地震が発生しました。

詳しくは下でどうぞ。
http://www.bo-sai.co.jp/sumatrathunami.htm

また、29日3時現在のロイター通信の情報では・・・↓↓↓

ロイター通信は28日、各国政府などのまとめとして地震と津波による死者が約5万1000人になったと伝えた。1883年のインドネシア・クラカトア火山噴火による津波の犠牲者3万6000人を上回り、津波災害としては、史上最悪の規模になるとみられる。死者数は最終的に6万人を超える恐れがあるとの見通しを示している。(ちなみに29日22時の予想は10万人超!)

さらに読売新聞によると・・・↓↓↓

スリランカの社会福祉相は同日、島国の同国で「海岸一帯に死体が打ち上げられており、死者総数は2万5000人に達する恐れがある。もうどうすればいいのか、わからない」と述べた。
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海外や国内で環境系のNGO活動をしている自分としても、今回の事態には本当に驚き!!
(TVで見ました??あんな大きな津波とか初めて目にしましたよ!)

俺が入っている団体はかなり規模が大きいので、今回の地震と津波で大きな被害を受けたスリランカ、南インド、北スマトラ島、南タイ、そしてミャンマーやバングラデシュなど、そのほとんどの国に拠点がありプロジェクトを実施しています。
もちろん、そこにはたくさんのOB・OG研修生達が住んでいます。

こんなことになって研修生やスタッフたち大丈夫なんだろうか・・・。

心配になって本部に連絡したら、案の定、事務所は電話対応と確認作業に大忙しでした。

早速、南インドやスリランカでは現地スタッフが救援活動をはじめているそうです。
日本各地の支部でも義援金を募り、一刻も早く現場に届けようと動き出しました。
既に多くの支援者からの想いが寄せられています。

俺の担当する某国は、被害は他国に比べそれほどでもないんですが、
インドネシア担当の友達は、現地の研修生に連絡もつかず、心配であわあわしていました。
事情により、26日~今日は活動に参加できないのですが、
さっそく明日から俺も災害援助の街頭募金活動や本部での援護に加わりたいと思います。

みなさんも、街頭でもし募金活動を見かけたら、ご協力よろしくお願いします。
地震の多い島国日本では、人事ではないのですから。

「残念!!」とか言ってる場合ではありません!!(スミマセン)

それに、今回の地震では、モルディブの首都は日本の資金援助のおかげで助かったと聞いています。
下の記事を見てください。↓↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041228-00000072-mai-int

これを知って、俺は直接的ではないにしろ、
日本が海外の一国を救うに値する国なのだと改めて感じ、うれしくなりました。
そして、今まで、NGOを通じて国際協力に関わってきたことを誇りに思いました。
もっともっと頑張ろうと、これからも、社会人になっても
自分にできる貢献をしていきたいと、そう思いました。

近年、NGOが非常にさかんです。特に環境系のNGOは世界中で活動の幅を広げています。
友人でも、今スウェーデンに留学して環境を学んでいる人がいます。
明日、その彼が一時帰国することになっていて、
NGO仲間で集まって歓迎するつもりでした。

でも、今回の事件があり、きっと歓迎会はすごい議論の場と化すと思います。
もちろん、俺にも意見があるし、彼の海外からの視点での意見にも非常に興味があるので、
ぜひ思う存分言い合ってきたいと思ってます。

とうぜん、迅速な行動力こそが俺たちNGOの売り!!
『議論即行動』を実践すべく、即日行動に移して頑張ります。

みなさんも、何かできることから動いてみてください!!

確かに今年は「災」の年でした。
でもそれは、世界が、そして我々日本人が、心を一つにする大きなきっかけでもあると思うんです。

少なくとも俺は、みなさんと心を一つにする準備ができています。

今こそ、世界に対し、日本がどれだけ貢献できるのかを見せるときです。
ささやかな活動の積み重ねが、一国を救うことになると、俺は本気で信じています。

我々の活動が、少しでも災害の防止と、破壊の抑止と、発展の助けになればと

願ってやみません。